空前の高騰を示した米住宅市場が沈静化の兆し
2022年4月15日、カリフォルニア州ウィティアの現在の自宅で、新しい家に買い換えるために頻繁に競り落とされている会計士のArmando Villanuevaさん。米連邦準備制度理事会(FRB)が3月に主要金利の引き上げを決定したことを受けて住宅ローン費用が急増し、熱気あふれる住宅市場は冷え込み始めている。(Philip Cheung/The New York Times)

空前の高騰を示した米住宅市場が沈静化の兆し

米連邦準備制度理事会(FRB)が3月に主要金利の引き上げを決定したことを受けて住宅ローン費用が急増し、熱気あふれる住宅市場は冷え込み始めた。初期兆候がいくつかあり、金利の影響で年内の価格上昇率は鈍化すると予測されている。

ニューヨーク・タイムズ

[著者:Conor Dougherty, Jeanna Smialek]オレゴン州ポートランドの不動産業者ルイス・ソリスは、先月末に節目となる週末を迎えた。それは、彼がリスティングした物件の1つが、2年ぶりに、何のオファーもなく月曜日を迎えたことだった。

この物件は50万ドルで公開されており、土曜日のオープンハウスの後、提示価格より4万ドル高いものを含め、少なくとも3件の入札が約束されていた。そして月曜日が来たが、何もなかった。そして火曜日、水曜日。ついに来た入札は、コロナウイルスの大流行で住宅市場の最盛期にはほぼ標準となった、提示価格より10%から15%高い価格ではなく、50万ドルちょうどだった。しかも、それは唯一のものだった。そして、買い手はそれを手に入れた。

「値段をつり上げるような競合の申し出はなかった」とソリスは言った。「以前のようなクレイジーさはない」

狂乱の市場、そして一般的な好景気から空気を抜くことは、3月に主要金利を引き上げ、さらなる引き上げを示唆した米連邦準備制度理事会(FRB)がまさにやりたかったことである。これを受けて住宅ローン金利は急上昇し、年初の3%強から5%に跳ね上がった。

この上昇は、ソリスが売ったばかりの50万ドルの家の月々の支払いが、固定金利の住宅ローンと20%の頭金と仮定した場合、昨年末より500ドルほど多くなることを意味する。Zillow(ジロー)によるとこの2年間で住宅価格が30%以上上昇した。その上に、このコスト増である。

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