暗号資産取引所バイナンス、中国とのつながりを秘匿―FT報道

フィナンシャル・タイムズ(FT)が確認した会社の内部文書は、世界最大の暗号資産取引所バイナンスが、中国との関係を絶ったという幹部による主張にもかかわらず、数年間中国との重要なつながりを隠していたとされることを明らかにした。

バイナンスは、従業員に対し、少なくとも1つのオフィスと給与の支払いに使用される中国の銀行の存在を含め、同社の中国での存在を隠すよう指示したとされる。

FTが引用した文書によると、バイナンスは、暗号資産の活動に対する規制の監視の中で、その業務の範囲を不明瞭にしようとしたようだ。今週初めには、米国の顧客に違法にサービスを提供していたという疑いで、米国の規制当局に訴えられた。