
メタがマネジャーらに選択迫る、モノを作るか退社を-関係者
米メタ・プラットフォームズは一段の効率化を図る中で、自社のマネジャーとディレクターの多くに対しインディビジュアルコントリビューター(IC)のポストに移るか、さもなければ退社するよう求めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
(ブルームバーグ):米メタ・プラットフォームズは一段の効率化を図る中で、自社のマネジャーとディレクターの多くに対しインディビジュアルコントリビューター(IC)のポストに移るか、さもなければ退社するよう求めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、組織構造フラット化の一環で、現在進行中の定例業績評価とは別に、向こう数週間のうちに上位の管理職が部下にこの指示を伝える予定。ICは部下を持たない非管理職で、コーディングや設計、調査・研究に専念する。
フェイスブックやインスタグラムを運営するメタは昨年11月、従業員の約13%を削減すると発表。同社にとって初めての大規模な人員削減となった。関係者によれば、それから数カ月間に従業員の間で今後の人員削減の可能性を巡る不安が高まっているという。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は今月の決算発表時に自社について、あまりにも動きが遅く肥大化しているとなお感じていると指摘。2023年は「効率の年」だとして、中間管理職や不採算プロジェクトを削減すると表明していた。
メタはコメントを控えている。
原題:Meta Asks Managers to Get Back to Making Things or Leave (1)(抜粋)
--取材協力:Alex Barinka、Julia Love.