140兆円規模の中国インフラ整備計画の内訳
Photo by Denys Nevozhai

140兆円規模の中国インフラ整備計画の内訳

中国はインフラ投資に数兆元を投じようとしている。この刺激策はコロナの閉鎖や不動産市場の混乱といった今年の暗雲をはるかに超えて、世界第2位の経済大国に利益をもたらす可能性がある。

ブルームバーグ

(ブルームバーグ) -- 中国はインフラ投資に数兆元を投じようとしている。この刺激策はコロナの閉鎖や不動産市場の混乱といった今年の暗雲をはるかに超えて、世界第2位の経済大国に利益をもたらす可能性がある。

ブルームバーグの公式発表に基づく計算では、北京は6兆8,000億元(約136兆円)の政府資金を建設プロジェクトに利用できるようにしている。銀行融資や企業資金を加えれば、総支出はさらにその3倍に達するとの試算もある。

短期的には、インフラ投資は雇用を促進し、景気後退で打撃を受けた何百万人もの求職者に切望された救済を与える可能性がある。長期的には、この刺激策は、半導体などのハイテク分野で米国に対抗できる都市化された高所得の経済国になろうという中国の野望を後押しする。

この記事は有料会員のみご覧いただけます

購読する
既にアカウントをお持ちの方 ログイン