中国と世界にとってのコロナからの本格再開の意味
2023年1月3日(火)、中国・上海の地下鉄駅にいる通勤客。Qilai Shen/Bloomberg

中国と世界にとってのコロナからの本格再開の意味

エコノミスト(英国)
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1月8日に国境が開かれるとき、中国は1,016日間、外界から閉ざされた状態になる。この国の「ゼロ・コロナ政策」は、前例のない社会的・経済的実験であり、病気をほとんど寄せ付けない大規模な公衆衛生キャンペーンであり、習近平国家主席の誇りと喜びであり、最後には中国の14億人の多くにとって悪夢となる。

白い防護服を着た軍隊が、何百億本もの喉や鼻の粘膜を採取するために配備された。何百万人もの人々が、しばしば恣意的に隔離され、キャンプに連行された。隔離を恐れて、感染者が出たオフィスや工場から人々が逃げ出した。アマチュアが撮影したビデオには、何週間も隔離された後、団地から飛び降り自殺する住民の姿が収められていた。大都市では、数ヶ月間、日常生活が止まったままであった。中国の若い富裕層のコスモポリタン層は、海外旅行のない生活を余儀なくされた。外国人企業家や経営者は、中国国内の自宅や会社に戻ることを禁じられた。

ワクチンが普及する前は、人命救助のためにこのような方法が必要であったと当局者は主張することができた。しかし、この実験は、結局のところ、途方もない犠牲を払って暗い生活を強いることになった。2022年の中国経済の成長率はおそらく3%未満だろう。調査会社のオックスフォード・エコノミクスによれば、過去18ヶ月の間に、中国の再開が世界の他の国と同様であったなら生み出されたであろうGDPと比較して、約1兆ドル相当が失われたことになる。移動の制限は、最先端のグローバルサプライチェーンを混乱させた。11月の工業企業の利益は前年比9%減となった。一方、中国と外部との交流は過去数十年で最低に落ち込んだ。外国人留学生はほとんど残っていない。海外観光客は激減した。習氏は2年半中国に滞在した後、最近になって海外旅行を再開したばかりだ。

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