
ソフトバンクGの次の課題は非上場株の値下がり
日本の巨大企業の非上場企業投資はますます精査されるようになり、何十億ドルもの損失につながると予想するアナリストがいる。プライベート資本市場は上がるのに時間がかかり、下がるのにも時間がかかるという。
(ブルームバーグ) -- 投資家がテクノロジー株に再び好意的になっているにもかかわらず、孫正義のソフトバンクグループはただただ勝てない。
日本の巨大企業の株価は、上場投資先の売り浴びせにより、昨年のピークからほぼ半減している。上場企業の株価は最近回復しているが、バリュエーションが不透明な未公開企業は、昨年度の記録的な損失を和らげるのに役立った後、今年はリターンを引き下げると予想されている。
ソフトバンクは長年、新規株式公開(IPO)によって企業を市場に送り出し、その株式を担保に他の新興企業を支援するために借入を行ってきた。2021年にコングロマリットが日本史上最大の四半期利益を計上したように、好景気の時代にはすべてがうまくいっていた。しかし、ソフトバンクが支援するバイトダンスのような民間企業のバリュエーションが下がり、このサイクルは危険にさらされている可能性がある。
TECHnalysis Researchのプレジデント兼チーフアナリストであるボブ・オドネルは、未公開株の評価について、「彼らはそれらをマークダウンするつもりだ。そこに疑問を差し挟む余地はない」と述べた。「ソフトバンクは比較的不透明であり、それが懸念を生んでいる」