
世界の金利負担は13兆ドル、しかも上昇中

金利がほとんど動かなかった2010年代を経て、物価上昇により中央銀行関係者は仕事に追われている。実際、政策立案者がこれほど忙しくなったことはない。2021年第1四半期、富裕国と新興国からなる58カ国の政策金利は平均2.6%にとどまっていた。それが2022年の最終四半期には7.1%に跳ね上がった。一方、これらの国々の負債総額は298兆ドル、すなわち総資産額の342%に達しており、コロナの大流行以前には255兆ドル、すなわち総資産額の320%であったのが、今ではこの数字に達している。