安価なマネーの時代は終わった? - ポール・クルーグマン
Photo by Giorgio Trovato

安価なマネーの時代は終わった? - ポール・クルーグマン

実実質長期金利はパンデミック時の低水準から上昇しているが、それでも2018~19年の水準程度に過ぎない。つまり、市場は事実上、安価なマネーの時代が戻ってくることに賭けているのだ。

ニューヨーク・タイムズ

[著者:ポール・クルーグマン]金利は上昇している。株式、特にテスラのような魅力的な株式は下落している。そして、クリプト(暗号通貨)の暴落は本当に壮絶だ。何が起きているのだろうか。

私が知る限り、多くの人は次のような包括的なシナリオを提示している。過去10年、いや20年、FRBは金利を人為的に低く抑えてきた。この低金利がバブルを生み出し、投資家たちは必死で適切なリターンを得られるものを探した。そして今、低金利の時代は終わり、何もかもが変わる。

この記事は有料会員のみご覧いただけます

購読する
既にアカウントをお持ちの方 ログイン