
米国の制裁下でファーウェイは成功できるのか?

ファーウェイはかつて、止められない存在に見えた。1987年に中国南部の深セン市のアパートで電話交換機を売り始めた中国のテクノロジー企業は、2012年にスウェーデンのエリクソンを抜いて世界最大の通信機器メーカーとなった。2020年にはエリクソンとノキア(フィンランド)の2大ライバルに匹敵する30%の市場シェアを獲得した。また、同年にはサムスンを抜いてスマートフォンの最大手メーカーとなった。また、急成長しているソフトウェアやクラウドコンピューティングの事業は、アメリカのIBMやオラクルと競合し始めている。