再エネが本当に儲からない限り、世界の脱炭素化は遅々として進まない
2021年3月30日(火)、米国カリフォルニア州リオビスタのハイウェイ12号線付近の風力発電所の風車。

再エネが本当に儲からない限り、世界の脱炭素化は遅々として進まない

エコノミスト(英国)
“The

ウクライナ戦争と世界的なエネルギー危機という悲惨な状況の中で、かすかな朗報がある。グリーン・トランスフォーメーションが加速しているのだ。確かに、天然ガス価格の高騰は、化石燃料の中で最も汚い石炭への需要を増大させた。

しかし、消費者がエネルギーをより効率的に使うようになったことも事実である。そして、さらに重要なことは、世界中の自然エネルギーへの投資を加速させたことだ。昨年、世界の風力・太陽光発電設備への資本支出は、新規および既存の油田・ガス田への投資を初めて上回った。アメリカとヨーロッパの政府は今後10年間、クリーンテクノロジーへの補助金に数十億ドルを投じ、中国も魅力的なインセンティブを提供している。

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