
アルツハイマー病治療薬のブレークスルーが他の疾患にもたらすもの
日本のエーザイと米国のバイオジェンが、アルツハイマー病の進行を抑制することができたという大規模試験の結果を発表した。両社は米国での早期承認を求めているが、効果の程度、副作用、承認された場合の保険適用の方法などについては疑問が残っている。
(ブルームバーグ・ビジネスウィーク) --科学者たちが、アルツハイマー病は脳内のアミロイドβタンパク質の蓄積によって引き起こされると仮説を立ててから、30年が経過した。しかし、9月になってついに、日本のエーザイと米国のバイオジェンが、アルツハイマー病の進行を抑制することができたという大規模試験の結果を発表し、製薬会社は大きなブレークスルーを達成した。両社は「レカネマブ」という薬剤の米国での早期承認を求めているが、効果の程度、副作用、承認された場合の保険適用の方法などについては疑問が残っている。
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