米国の住宅ローン債権者が破綻し始めている
米住宅ローン業界では、貸出金利の急騰を受けて最初の貸し手が倒産しており、これから起こる破綻の波は約15年前の住宅バブル崩壊以来最悪となる可能性がある。

(ブルームバーグ) -- 米住宅ローン業界で、貸出金利の急上昇を受けて倒産する業者が相次いでいるが倒産しており、これから起こる破綻の波は約15年前の住宅バブル崩壊以来最悪となる可能性がある。
今回は、これほど過剰な融資が行われていないことと、金融危機後に大手銀行の多くが住宅ローンから手を引いたことから、システム的なメルトダウンが起こることはないだろう。しかし、市場関係者は、何十万人もの労働者を雇用しているこの業界では、解雇が急増し、一部の貸出金利が上昇する可能性があるほど広範な倒産が相次ぐと予想している。この業界は現在、独立系の金融機関が多く、今年に入って住宅ローンの取扱高が急減しているため、多くの金融機関が経営難に陥っている。