シアトルの核融合スタートアップが大きな一歩
シアトルにある核融合エネルギーの新興企業ザップエナジーは、より強力な新型炉心のプライミングに成功したと発表した。出典:Zap Energy

シアトルの核融合スタートアップが大きな一歩

米シアトルの核融合エネルギーの新興企業であるZap Energy(ザップ・エナジー)は、実験用原子炉の炉心がマイルストーンテストの準備ができたと発表した。懐疑論者は日頃から、この技術が実現可能かどうかを疑っている。

ニューヨーク・タイムズ

[著者:John Markoff]商業的に電気を低コストで生産する方法に取り組んでいる核融合エネルギーの新興企業であるZap Energy(ザップ・エナジー)は、先週、研究者が最終的に消費する以上の電気を生産すると考えているシステムのテストに向けて重要な一歩を踏み出したと発表した。

核融合発電は、化石燃料からの脱却と同時に、世界のエネルギー問題を解決するための一里塚と考えられている。30社近い新興企業や多額の資金を提供する政府開発プロジェクトで構成される新興のグローバル産業が、さまざまなコンセプトを追求している。シアトルに本社を置くザップ・エナジーが際立っているのは、そのアプローチがうまくいけば、他社が行っているものよりシンプルで安価になるためだ。

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