「今しかない」 日韓は関係のリセットを模索
2022年5月24日(火)、東京の首相官邸で行われた四極安全保障対話(Quad)首脳会議後の記者会見で発言する岸田文雄総理大臣。Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

「今しかない」 日韓は関係のリセットを模索

米国の重要な同盟国の新首脳は関係改善を目指すが、歴史的な論争を脇に置くことに苦労する可能性がある。

フィナンシャル・タイムズ

今月マドリッドで開催されるNATOサミットで、最も重要な会議の一つが、米国と、重要だが分裂している東アジアの二つの同盟国の指導者の間で行われることになるかもしれない。日本と韓国である。

2019年後半以来、日本の首相と韓国の大統領の初めての会談となり、歴史的な論争を脇に置いて、勢いづく中国と核武装した北朝鮮という差し迫った課題に焦点を当てる機会となるよう、静かな話し合いが予定されている。

成功すれば、東アジアの外交地図を再構築し、歴史的な低水準に沈んだ東京とソウルの二国間関係に新たな章を刻むことができるだろう。

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