東証は真のヒーロー銘柄を主役にしないといけない
東証は「プライム」部門を創設し、その部門をほとんどすべての人に開放するという、前評判は高かったが期待はずれの市場再編を行った。この再編は日本株を無用のものにする危険性をはらんでいる。

ピクサー映画「インクレディブル」の悪役は、スーパーヒーローを一掃するために、「スーパーヒーローをどこにでもいる存在にする」という悪魔のような計画を立てていた。「誰もがスーパーになったら、誰もスーパーになれなくなる」と、シンドロームという悪役は考えた。
東京証券取引所には、そのような邪悪な目的はない。しかし、東証は「プライム」部門を創設し、その部門をほとんどすべての人に開放するという、前評判は高かったが期待はずれの市場再編を行った。この再編は日本株を無用のものにする危険性をはらんでいる。