EVブームが本格化する前に電池が枯渇してしまう?
2022年2月17日(木)、スウェーデンのスケレフテアにある電池新興企業ノースボルトの工場にあるリチウムイオン電池。Mikael Sjoberg/Bloomberg

EVブームが本格化する前に電池が枯渇してしまう?

エコノミスト(英国)
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電気自動車(EV)は止められないようだ。自動車メーカー各社は、生産目標を大幅に上回っている。業界アナリストは、その遅れを取り戻すのに必死だ。ブルームバーグNEFによると、電池駆動の自動車は2021年の世界販売台数の10%から、2030年には40%に拡大する可能性があるという。これは、年間2,500万台から4,000万台のEVを販売することになる。そして、その間に製造される数千万台のEVには、大量の電池が必要になる。バーンスタインは、EVの需要は2030年までに6倍の2700ギガワット時(図表1参照)になると見ている。ライスタッドは4,000ギガワット時としている。

このような予測は、電池のバリューチェーンの上下にある熱狂的な活動を説明するものだ。リチウムが採掘されるチリのアタカマ砂漠の塩田から、世界最大の電池メーカーである中国のCATLが8月12日にヨーロッパで2番目の「ギガファクトリー」建設に73億ユーロ(約1兆円)の投資を発表したハンガリーの平原まで、その「発酵」は広がっている。

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