汎用人工知能はまだまだ遠い
Photo by ALAN DE LA CRUZ

汎用人工知能はまだまだ遠い

今のところ、AI研究は、企業が基礎的なアイデアよりもベンチマークを追求し、より根本的な問いを立てるよりも、すでに持っている技術で小さな改善を積み重ねていく「ローカル・ミニマム」に陥っている。

サイエンティフィック・アメリカン

[著者:Gary Marcus]一般人には、人工知能の分野が大きく発展しているように見えることだろう。プレスリリースやメディアの報道を見ると、OpenAIのDALL-E 2はどんなテキストからでも素晴らしい画像を作成できるようだし、GPT-3と呼ばれる別のOpenAIのシステムはどんなことでも話すことができ、Alphabet傘下のDeepMindが5月に発表したGatoというシステムは同社が投げかけるあらゆるタスクでうまく機能しているように見える。DeepMindの高位幹部の一人は、人間の知能のような柔軟性と機知に富んだAIである汎用人工知能(AGI)の探求において、「このゲームはクリアした!」とまで自慢げに語っている。そしてイーロン・マスクは最近、2029年までにAGIがなかったら驚くと発言している。

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