ビッグテックがスポーツ中継に大きく舵を切る理由
2022年7月20日、マンハッタンのバーでバスケットボールの試合を観戦する利用者たち。スポーツとメディアの幹部は、NBAが現在の契約が切れた後、従来の放送局にこだわるだろうと予測している。(Hiroko Masuike/The New York Times)

ビッグテックがスポーツ中継に大きく舵を切る理由

従来のメディア企業が大手テクノロジー企業とNFLや他のリーグの試合の放送権をめぐって競争することは、「同じ財務ルールに則っていない」放送局やケーブル会社にとって困難なものになるかもしれない。

ニューヨーク・タイムズ

[著者:Tripp Mickle, Kevin Draper, Benjamin Mullin]ロサンゼルス - Appleが音楽業界を、Amazonが小売業界を破壊してから10年以上が経過し、テック業界の大物たちは変革の時を迎えた新しい分野、ライブスポーツに狙いを定めている。

AppleとAmazonは、その豊富な資金力を武器に、ストリーミング配信サービスの視聴者数を増やそうと、NFL、MLB、F1レース、大学リーグが保有するメディアの権利獲得交渉に乗り出したのである。

リーグが年間25億ドル以上で売りたいと考えているNFL Sunday Ticketの権利について、DirecTVに代わって獲得しようと競っているのだ。また、Googleは2023年からの権利について、YouTubeからの入札を申し出ていると、この申し出に詳しい2人の人物が語っている。

ハイテク企業の関心は、スポーツリーグにとってはスリリングなものであり、他の事業で支配的な地位を得て数百億ドルを集めるライバルとの競争を恐れるメディア企業にとっては恐怖である。昨年、テレビで最も視聴された番組100のうち、スポーツは95を占めた。

ESPNを支配するウォルト・ディズニーの前CEO兼会長であるボブ・アイガーは、ハイテク企業の資金について、「同じ財務ルールに則っていない企業と競争するのは難しい」と述べた。

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