カリフォルニア州の炭素排出削減に立ちはだかる課題
カリフォルニア州は2045年までに温室効果ガスの純排出量をなくすことを目指しているが、深刻化する熱波に対して電気を供給し続けることに苦労している。電化は相応のコストを伴う。

(ブルームバーグ) – カリフォルニア州の地球温暖化対策は、ガタガタの送電網と衝突しそうな勢いだ。カリフォルニア州は2045年までに温室効果ガスの純排出量をなくすことを目指しており、化石燃料を燃やす多くのもの(特に自動車、工場、建物)を電気に切り替えざるを得なくなる。しかし、世界第5位の経済規模を誇るカリフォルニア州は、深刻化する熱波に対して電気を供給し続けることに苦労している。
州議会は最近、カリフォルニア州最後の原子力発電所を2025年まで稼働させることを決定した。しかし、原発を稼動させても、電力需要は供給を超えるでしょう。これは、何百万台ものEVが送電網に接続される前の話だ。