カリフォルニア州の炭素排出削減に立ちはだかる課題
2022年9月4日(日)、米国カリフォルニア州ヴァカヴィルで、熱波中のPacific Gas and Electric(PG&E)の変電所にある送電塔。

カリフォルニア州の炭素排出削減に立ちはだかる課題

カリフォルニア州は2045年までに温室効果ガスの純排出量をなくすことを目指しているが、深刻化する熱波に対して電気を供給し続けることに苦労している。電化は相応のコストを伴う。

ブルームバーグ

(ブルームバーグ) – カリフォルニア州の地球温暖化対策は、ガタガタの送電網と衝突しそうな勢いだ。カリフォルニア州は2045年までに温室効果ガスの純排出量をなくすことを目指しており、化石燃料を燃やす多くのもの(特に自動車、工場、建物)を電気に切り替えざるを得なくなる。しかし、世界第5位の経済規模を誇るカリフォルニア州は、深刻化する熱波に対して電気を供給し続けることに苦労している。

州議会は最近、カリフォルニア州最後の原子力発電所を2025年まで稼働させることを決定した。しかし、原発を稼動させても、電力需要は供給を超えるでしょう。これは、何百万台ものEVが送電網に接続される前の話だ。

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