
電池価格の高騰もエネルギー貯蔵セクターを冷え込ませない
今年は複雑な年だが、最終的には蓄電池業界にとってマイナスの要因よりもプラスの要因の方が多い年だと言える。コストの上昇は、電池供給や電力制御システムにおける新規市場参入の機会にもなっている。
(ブルームバーグ) --リチウムイオン電池によるエネルギー貯蔵は、1990年代以降、新しいデバイスがこれまで以上に大きな需要を生み出すことで、桁違いに拡大してきた。最初にカムコーダーが登場し、次にパソコン、そしてスマートフォンやその他の個人向け電子機器が登場した。そして、2010年代には、最も新しく、最も大きな需要の中心である電気自動車が登場した。電気自動車は、現在、世界のリチウムイオン電池の製造の大部分を占め、研究開発も盛んに行われている。
産業が拡大するにつれ、コストも低下した。2013年から2021年にかけて、1キロワット時のリチウムイオン電池のコストは80%低下した。
この記事は有料会員のみご覧いただけます
購読する既にアカウントをお持ちの方 ログイン