トランプ娘婿、トランプ政権時代の盟友であるサウジ皇太子から20億ドルの出資取り付ける
ホワイトハウスを去って半年後、ジャレッド・クシュナーは、取引のメリットについてファンドのアドバイザーからの反対にもかかわらず、トランプ政権時代の盟友であるサウジ皇太子が率いるファンドから20億ドルの出資を取り付けた。"Jared Kushner" by Gage Skidmore is marked with CC BY-SA 2.0.

トランプ娘婿、トランプ政権時代の盟友であるサウジ皇太子から20億ドルの出資取り付ける

ホワイトハウスを去って半年後、ジャレッド・クシュナーは、取引のメリットについてファンドのアドバイザーからの反対にもかかわらず、トランプ政権時代の盟友であるサウジ皇太子が率いるファンドから20億ドルの出資を取り付けた。

ニューヨーク・タイムズ

[著者:David D. Kirkpatrick, Kate Kelly]ホワイトハウスを出てから半年後、トランプ元大統領の娘婿ジャレッド・クシュナーは、取引のメリットについてファンドのアドバイザーから異論があったにもかかわらず、トランプ政権時代の盟友であるサウジアラビア皇太子が率いるファンドから20億ドルの出資を取り付けた。

サウジアラビアの主要な政府系ファンドの投資先を審査する委員会は、クシュナーが新たに設立した未公開投資会社「アフィニティ・パートナーズ」との取引案について懸念を示していたことが、これまで公開されていなかった文書で明らかになった。

それらの反対意見は以下の通りだ。6月30日に開かれた委員会の議事録によると、「アフィニティ・ファンド経営陣の経験不足」「投資の大部分とリスク」を王国が負う可能性、設立間もない会社の運営に関するデューデリジェンスで「あらゆる面で不満足」「過剰とも思える」資産運用手数料案、クシュナーが義父のドナルド・トランプ元大統領の上級顧問を務めていたことによる「広報上のリスク」などが挙げられたという。

しかし数日後、サウジアラビアの事実上の支配者であり、ホワイトハウス顧問として働いていたときにクシュナーの支援の恩恵を受けていたモハメド・ビン・サルマン皇太子が率いる6,200億ドルの公共投資基金(PIF)の理事会全体が、委員会を覆した。

倫理専門家によると、このような取引は、ホワイトハウスでのクシュナーの行動に対する潜在的な見返り、あるいはトランプ大統領が2024年に再び大統領任期を求め、勝利した場合の将来の便宜供与のような印象を与える。

クシュナーは、米情報機関が2018年、王国の支配者を批判していたワシントン・ポストのサウジ人コラムニスト、ジャマル・カショギ氏の殺害と切断を承認したと結論付けた後、トランプ政権内でムハンマド皇太子を擁護する主導的役割を担った。

サウジのファンドは、政府に入る前に投資家として成功した実績があったスティーブン・ムニューチン前財務長官のファンドよりも2倍の投資とより寛大な条件でクシュナー氏と合意したと、文書には記されている。彼の会社リバティ・ストラテジック・キャピタルへの投資額は10億ドルで、これまで公表されていない。

クシュナーの会社の広報担当者は、サウジの公共投資基金との関係について「アフィニティは、他の多くの一流投資会社と同様に、PIFや慎重な審査基準を持つ他の一流組織を投資家として迎えることを誇りに思っている」と述べている。

サウジファンドの広報担当者は、その投資プロセスについてコメントを避けた。

Original Article: Before Giving Billions to Jared Kushner, Saudi Investment Fund Had Big Doubts. © 2022 The New York Times Company.