
米賃貸マンション販売が74%減、過去14年で最悪
米国では、2023年第1四半期の賃貸アパートメント(マンション)ビルの販売額が、2007〜2008年の金融危機以来最も急落した。
WSJは、商業不動産分析会社CoStar Groupのデータを引用して、前四半期の賃貸アパートメントビルの販売額が140億ドルにまで落ち込んだと報じた。これは、昨年の第1四半期から74%減少し、販売額が1,160億ドルでピークを迎えた2021年の最終四半期から88%減少したことになる。
2020年に市場が凍結したパンデミックを除けば、前四半期は、住宅ローン危機のどん底でビルの売上が77%も激減した2009年第1四半期以来、アパートメントビルの売上が最も減少したことになる。
主要な地域で家賃の下落や横ばいが始まり、アパートメントビル全般の需要も低迷している。