セブンイレブンが米宅配企業を密かに買収しフードデリバリー競争に参入

セブンイレブンが、米国でレストランの料理を配達する創業4年のフードデリバリー(料理宅配)スタートアップ、スキップカート(Skipcart)を買収したと報じられた。

米テクノロジーメディアThe Informationの報道によると、現在、ドアダッシュの配達員が、セブンイレブンのアプリを使って宅配用の食品や飲料を購入したり、ドアダッシュのアプリを通じて買い物をしたセブンイレブンの顧客に注文品を届けているが、この協業が変わる可能性があるという。セブンイレブンは独自の配送網を持つことで、ドアダッシュへの依存度を下げることができるかもしれない。

2020年、テキサス州に拠点を置くSkipcartは、ルクセンブルクに拠点を置く投資会社Sustainable Growth Managementから資金調達を行った際、6,500万ドルと評価されていた。

セブンイレブンは、昨年は200億ドルを投じて約4,000店のコンビニエンスストアSpeedwayを買収した。この買収により、セブンイレブンは北米で約14,000店舗(その多くはフランチャイズ)を展開することになった。しかし、セブンイレブンがSkipcartのようなソフトウェアと物流の新興企業を買収するのは異例という。