コンゴの小規模なコバルト採掘業者に世界が依存する理由
2021年12月23日木曜日、コンゴ民主共和国のルブンバシに近いカタンガ州のChemaf Sarlが運営するエトワール鉱山で、原料コバルトの処理に使用されている構造物。Photographer: Lucien Kahozi/Bloomberg.

コンゴの小規模なコバルト採掘業者に世界が依存する理由

コバルトは、世界のエネルギー転換の鍵を握る金属である。しかし、その職人的な市場は壊れている。

エコノミスト(英国)
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コンゴ民主共和国(DRC)南東部のコルヴェジ 郊外にある交易所に石袋を運ぶ埃まみれの男たちは、一見すると、ボディクリームを売るためにパーティーを開く豊かな国の主婦たちとほとんど共通点がないように見える。しかし、どちらも売れば売るほどボーナスが出る仕組みになっているのだ。生産目標を達成した勤勉な鉱夫には、トウモロコシ粉やスマートフォン、テレビなどの特典が与えられる。

究極の賞品は、岩石から抽出されるコバルトだ。何十年もの間、愛されることのなかったコバルトは、今やグリーンエコノミーの中心的な存在だ。携帯電話、ノートパソコン、電気自動車などのバッテリーに不可欠な成分であり、現在では最大の需要源となっている。昨年発表されたIMFの論文の著者は、世界が地球温暖化を抑制しようとする中で、コバルトの消費量は2050年までに6倍に増加すると予測している。しかし、彼らは、コバルトの供給が、よりクリーンなエネルギーへの移行におけるボトルネックになる可能性があるとも指摘している。

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