中国当局、Didiに10億ドル以上の罰金を科す データセキュリティ侵害で

中国当局は、配車大手Didi Global(滴滴出行、ディディ)に10億ドル以上の罰金を科す準備をしていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた

報道によると、2021年6月30日にニューヨーク証券取引所に上場したことに伴うデータセキュリティ侵害の疑いで、罰金は80億元(12億8000万ドル)以上に上る。これは、Didiの昨年の総収益273億ドルの約4.7%に相当する。

国家インターネット情報弁公室(CAC)は上場直後にディディへの調査を開始。中国当局は同国のアプリストアにディディのモバイルアプリを削除するよう命じた。ディディは今年6月、同社のサイバーセキュリティ調査を解決するためだとして株主に伝え、米証券取引所への上場を廃止していた。