リビアン、アマゾンと商用EVバン独占契約の解消を交渉中―WSJ報道

リビアンはアマゾンと商用EVバンの契約における独占的な部分を解消するための交渉を行っていると、WSJが13日、匿名の情報筋の談話を引用して報じた。

成功すれば、リビアンは業務用オール電化バンを他の顧客に自由に販売できるようになる。WSJの情報筋によると、この協議は現在進行中だという。アマゾンは、独占契約がまだ有効であることをWSJに対し認めた。

アマゾンはリビアンの顧客であると同時に投資家でもある。アマゾンはリビアンの株式を約17%保有。両社は2019年、リビアンが生産するバンのすべてをアマゾンに販売することを義務付ける契約に達した。当時、アマゾンは気候への影響を軽減する取り組みの一環として、10万台のバンを発注したという。

リビアンは2021年12月にバンの生産を開始した。アマゾンは2022年7月にイベントを開催し、リビアンが製造した商用EVバンを使って、十数都市でのバンの展開を正式に開始した。アマゾンは2021年から、ロサンゼルスやサンフランシスコなど米国の一握りの都市で、

EVバンの量産前バージョンのテストを行っていた。