
テスラとBYD、インドネシアのEV市場に投資するための契約を締結
テスラや中国の自動車メーカーBYD、韓国の現代自動車が、インドネシアの電気自動車産業への投資に向けて最終調整に入ったと、ある高官が述べた。
(ブルームバーグ) -- テスラや中国の自動車メーカーBYD、韓国の現代自動車が、インドネシアの電気自動車産業への投資に向けて最終調整に入ったと、ある高官が述べた。
「世界のトップクラスの自動車メーカーが、すべて私たちのところに来ている」と、ルフット・パンジャイタン海事・投資調整相は、17日の地方自治体指導者との会合で述べた。「BYD、テスラ、現代、その他はすべて、インドネシアと最終的な契約を結んでいます」
ジョコ・ウィドド大統領は、潜在的な投資家にインドネシアの主要なバッテリー金属や2億7千万人以上の消費者へのアクセスを提供し、陸上でエンドツーエンドの電気自動車(EV)のサプライチェーンを構築するというビジョンを掲げている。この計画は、世界の電気自動車と電池メーカーが数十億ドルの投資を計画していることから、具体化されつつあり、CATLの60億ドルの鉱山から電池までの複合施設や、現代自動車の新しいEV工場など、世界のEV・電池メーカーが数十億ドルの投資を計画しているためだ。
東南アジア最大の経済大国であるインドネシアは、EV電池のエコシステムを開発するために、2026年までに300億ドルの投資を見込んでいると、パンジャイタンは火曜日に発表している。また、政府はEVの普及を促進するため、1台のEV購入につき8000万ルピアもの補助金を出す計画だが、詳細はまだ議論中だ。
内閣はEVに関する決定を下し、近く発表する予定であると、パンジャイタン調整相は火曜日に語ったが、外資取引と補助金のどちらを指しているのかは明らかにしなかった。
(第4段落、第5段落でより詳しく更新しています)
Eko Listiyorini, Norman Harsono. Tesla, BYD Finalizing Deals to Invest in Indonesia EV Space.
© 2023 Bloomberg L.P.
翻訳:吉田拓史、株式会社アクシオンテクノロジーズ