公的年金の時限爆弾はさらに音を立てている:Aaron Brown
写真:Christopher Furlong/Getty Images

公的年金の時限爆弾はさらに音を立てている:Aaron Brown

個々の年金制度は何千とある。何千もの個々の制度があり、その中には資金が過剰なもの、あるいは完全に満たされているものもある。その中には、将来の投資収益、増税、サービスの縮小、給付の削減など、どのような方法をとっても救えないほど資金不足に陥っているものもある。

(ブルームバーグ・オピニオン) – 州や地域の年金積立金は、常に迫っているように見えるが、デトロイトやプエルトリコ、小規模だが最近のペンシルバニア州チェスターのような場所で、ごくたまに実際の災害をもたらすだけの、長年続く危機の1つである。21世紀に入ってからの米国の地方自治体の倒産は、基本的にすべて年金制度の積立不足が原因である。

しかし、これまでのところ、どの破綻も、地方債利回りの高騰、納税者の反乱、政府職員のストライキといったドミノ倒しには至っていない。州や地方の年金は今後数十年の間、衰退した都市を破綻させることはあっても、一般的な政治・経済危機を引き起こすことはないのだろうか? それとも、ジム・スタインマンの不朽の名言にあるように、「火薬庫の中で火花を散らして生きている」のだろうか?

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