欧州のスタートアップ、対話AIの能力向上に向けた競争を展開

欧州のスタートアップ企業が、北欧の言語、ヘブライ語、アラビア語など、英語以外の言語での対話AIの応答を改善するためのオープンな取り組みを開始している。フィナンシャル・タイムズが報じた

ヘルシンキに拠点を置くSilo AIは、北欧言語の新しい大規模言語モデルを構築するオープンプロジェクト「SiloGen」を立ち上げた。Silo AIのオープンソースモデルは、欧州各地の経験豊富なAI学者チームによって構築され、フィンランドの強力なスーパーコンピュータLUMI上で動作する予定だ。

OpenAIのChatGPTは欧州の言語を含む多言語に対応しているが、すべての言語で同じように正確であるわけではない。ドイツ語、ヘブライ語、アラビア語などの言語でも、チャットボットを支える技術を向上させるための同様の取り組みが行われている。