大日本印刷、エリオットの株取得で宝の持ち腐れから脱却か―Anjani Trivedi
三菱自動車工業の生産ラインで、軽自動車(EV)用の電池パックに取り付けるリチウムイオン電池の山を移動させる作業員。ブルームバーグ。

大日本印刷、エリオットの株取得で宝の持ち腐れから脱却か―Anjani Trivedi

アクティビストのエリオットは146年の歴史を持つ大日本印刷(DNP)に3億ドルの出資を行った。DNPは、他の製品とともに重要なEV電池部品で世界的に圧倒的な市場シェアを持つ企業である。

(ブルームバーグ・オピニオン) -- 電池の製造であれ、電池を製造する企業への投資であれ、最近では誰もが電気自動車(EV)のサプライチェーンの一部を手に入れたいと考えている。ポール・シンガー氏のエリオット・マネジメントが、この業界であまり知られていないが巨大なプレーヤーに目をつけたのは、まさにそのためだろう。

アクティビストのエリオットは146年の歴史を持つ大日本印刷(DNP)に3億ドルの出資を行った。DNPは、他の製品とともに重要なEV電池部品で世界的に圧倒的な市場シェアを持つ企業である。この投資家は現在、60億ドル超の同社の第3位の株主となっている。市場は、ヘッジファンドがDNPを揺さぶるというアイデアを好感し、このニュースを受けて同社の株価は約15%上昇した。

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