不動産バブル崩壊を防ぐために奔走する中国
2021年12月22日(水)、中国・武漢にある中国長江集団(China Evergrande Group)開発の建設現場。規制当局が開発会社に社会不安のリスクを回避するよう要求する中、債務不履行の中国エバーグランデ・グループは、移民労働者とサプライヤーへの支払いを優先していた。写真家: Andrea Verdelli/Bloomberg

不動産バブル崩壊を防ぐために奔走する中国

エコノミスト(英国)

少し前まで、中国の不動産販売会社の壁には、大きな地図が貼られていた。そこには、販売中の住宅プロジェクトが表示されているだけではない。その地図には、プロジェクト周辺の国有地の区画とその将来予想価格も示されており、その価格は1平方メートルあたりの販売中の住宅より高いことが多かった。今買わないと、一生後悔することになる、ということだ。

この地図は、中国が数十年にわたって積み上げてきた不動産の負債を物語るものだ。こうした際限のない価格上昇を可能にしたのは、開発業者がほぼ無限の信用を手に入れられたからにほかならない。豊富な融資、オフショア・ドル債券、買い手からの預かり金が、かつて開発業者間の入札競争を煽り、地価を高騰させた。落札者は、その土地を持ち続けて値上がりを待てば、大きな利益を得ることができる。2021年、土地の売買は自治体の歳入の43%を占めた。

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