
東京海上、グリーンシルは「詐欺的」と訴え保険金請求を押し返す
東京海上は、英国の一大スキャンダルであるグリーンシルの破綻に絡む保険金請をめぐって、同社が保険契約を「不正に入手した」と非難し、破綻の代償を誰が支払うかをめぐる戦いに最新の一手を打った。
日本の保険会社である東京海上日動火災保険は、グリーンシル・キャピタルが保険契約を「詐欺的に入手した」と非難し、英国に拠点を置くサプライチェーンファイナンス会社の破綻の代償を誰が支払うかをめぐる戦いに最新の一手を打った。
グリーンシルは昨年、保険の適用が取り消され、破綻した。豪州の金融業者レックス・グリーンシルが率い、ソフトバンクグループが支援していた同社は、借り手の債務返済を保証するために保険を使っていた。そのため、グリーンシルはクレディ・スイスに債権を売却することができ、その債権はほとんどリスクがないものとして投資家に販売された。
グリーンシルの破綻は、数十億ドルに上る損失を回収するための世界的な戦いの火ぶたを切った。クレディ・スイスは4日に、グリーンシルに関連するファンドから借り入れた保険会社や企業に対する法的措置は「5年程度」かかると警告した。
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