インドのIPOバブル、相次ぐ失敗で冷水を浴びる
2022年1月20日(木)、インド・ムンバイにあるボンベイ証券取引所(BSE)の建物。インド最大の保険会社であるLife Insurance Corp. of Indiaは、1月の最終週にIPO目論見書のドラフトを提出する予定であり、この目論見書には売り出し株式数だけでなく、エンベディッド・バリューも記載されるとのこと。Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

インドのIPOバブル、相次ぐ失敗で冷水を浴びる

【ブルームバーグ】インドではテクノロジー関連の新規株式公開がブームとなっているが、注目を集めた新興企業のいくつかが上場後すぐに大失敗したことで、その勢いが止まる危険性が出てきた。

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【ブルームバーグ】インドではテクノロジー関連の新規株式公開がブームとなっているが、注目を集めた新興企業のいくつかが上場後すぐに大失敗したことで、その勢いが止まる危険性が出てきた。

事情に詳しい関係者によると、Oyo Hotelsや物流プロバイダーのDelhiveryなど、著名なハイテク新興企業の多くが、上場を延期し、目標バリュエーションの再評価を準備しているという。ソフトバンクグループが支援するこの2社はインドで最も期待されている新興企業のひとつだった。

インドの急成長するスタートアップのエコシステムは、IPOの記録的な年を終えたわずか数週間後に、試練に直面している。フィンテック企業であるPaytmの上場が大失敗に終わったことや、新規に上場したEコマース企業であるZomatoやNykaaが打撃を受けたことから、投資家は新しい技術を用いたサービスに嫌悪感を抱いている。規制当局は、投資家が損害を被った後、IPO候補企業への監視を強化しており、これが遅延の原因となっている。

アーリーステージの投資家であるOrios Venture Partnersのマネージングパートナー、Anup Jainは「投資家は、もはや有名な新興企業に魅了されているわけではなく、誇大広告や大げさな宣伝ではなく、収益性とリターンへの道筋を求めている」と述べている。

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