インドのiPhone生産の躍進と「次の中国」になるための苦闘
書類上では、インドがグローバルメーカーを誘致するチャンスはバラ色に見える。しかし、専門家は、低迷する製造業を改善するための持続的な利益はまだ道半ばであると警告している。

(ブルームバーグ) -- 書類上では、インドがグローバルメーカーを誘致するチャンスはバラ色に見える。
AppleはiPhoneの最新モデルの組み立てを南アジアの国で開始し、これまで台湾の主要組み立てメーカーが運営する中国の巨大工場に多くを委ねていた慣行を大きく転換したことで、ナレンドラ・モディ首相の「メイク・イン・インディア」キャンペーンに大きな勝利をもたらした。
インドの利点としては、欧米諸国と中国の間で地政学的緊張が高まっていること、そして北京の経済的・軍事的野心に対抗するための民主主義国のグループである「クワッド」の一員である米国、オーストラリア、日本との友好関係が深まっていることが挙げられる。