![世界最大のIPO市場の座は中国に…健全ではないが: Shuli Ren[ブルームバーグ・オピニオン]](/content/images/size/w2640/2023/05/395320133--1-.jpg)
世界最大のIPO市場の座は中国に…健全ではないが: Shuli Ren[ブルームバーグ・オピニオン]
ウォール街が地方銀行の危機やワシントンの債務上限問題などに取り組んでいるため、米国のIPO件数は今年に入って急減している。一方、中国本土では、今年に入ってから100件以上の案件で250億ドル以上の資金を確保した。
(ブルームバーグ) — 中国はある分野で米国に勝利したと主張できる。今や世界の新規株式公開(IPO)を席巻しているのだ。
ウォール街が地方銀行の危機やワシントンの債務上限問題などに取り組んでいるため、米国のIPO件数は今年に入って急減している。一方、中国本土では、今年に入ってから100件以上の案件で250億ドル以上の資金を確保した。

米国から制裁を受けた企業は、市場の寵児となった。例えば、香港で上場していたChina Mobile Ltd.(中国移動通信)は、2021年後半に上海で560億元(80億ドル)を売り出し、先月、国内で最も価値のある企業に変貌した。
近年、北京は革新的なメーカーが株式公開しやすくするために、多くの改革を実施してきた。2019年、政府は上海でナスダック形式のテック株式市場を新たに立ち上げ、野心的に「科創板(スター・マーケット)」と名付けた。今年初め、証券監視委員会は登録制の上場メカニズムを国内の全証券取引所に展開した。
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