
ポルシェIPO、ソフトウェア修正…VW新CEOに立ちふさがる難問
Porsche IPO、ソフトウェア修正と数々の難問がVWの新CEOを待ち受けている。オリバー・ブルーメ新CEOはポルシェの記録的な欧州上場に挑むことになり、米国での事業拡大、中国での地位向上は困難な課題となるだろう。
(ブルームバーグ) -- フォルクスワーゲン(VW)の多くが今後数週間、夏休みに入る中、新CEOに指名されたオリバー・ブルーメは膨大なToDoリストとにらめっこすることになりそうだ。
54歳の彼は、ヘルベルト・ディースが解任された後、さまざまな緊急課題を抱えている。その筆頭が、ここ数年来最悪の新規株式公開(IPO)の状況の中で、VWの最も重要な資産であるポルシェの上場であり、電気自動車(EV)のポルシェとアウディの新型車を延期しているソフトウェア部門の長引く問題の解決だろう。
ディースのEV、ソフトウェア、新しいモビリティの提供に関する積極的な戦略は、同社の億万長者のオーナーが彼をCEOの座から追い出しても、VWを賞賛する道筋を築いた。新進気鋭のテスラや、既存のトヨタ自動車、ステランティスに対抗できるように、世界第2位の自動車メーカーを変えることは、ブルーメの手に委ねられることになった。
ここでは、ブルーメを待ち受けている挑戦のいくつかを紹介する。
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