オバマ元大統領とブルース・スプリングスティーンがSpotify限定ポッドキャストをリリース

バラク・オバマ元大統領とロックミュージシャンのブルース・スプリングスティーンは22日、二人がホストするポッドキャスト「Renegades: Born in the USA」を開始した。

8エピソードのシリーズは、SpotifyのStream Onイベント中に発表され、オバマ大統領とミシェル・オバマが創業した制作会社Higher GroundとSpotifyのパートナーシップを通じて開始されるポッドキャストの第2弾となった。

7月から12月にかけて、ニュージャージー州にあるスプリングスティーンの自宅スタジオで行われた1対1の会話をもとにしたこの番組では、アメリカの生活について2人の巨匠が語る、探求心の高いディスカッションが展開されている。

ポッドキャストは、かつてはコメディアンや公共ラジオの常連客で埋め尽くされた低収益のサンドボックスと見られていたが、今では、より大きな名前を引き寄せる競争の激しいメディアビジネスとして活況を呈している。今月、ビル・クリントン元大統領は自身の番組「Why Am I Telling You This?」を始めた。

この2年間でポッドキャストに力を入れてきたSpotifyにとって(スタジオGimlet Mediaを買収し、昨年夏に「The Michelle Obama Podcast」を立ち上げるなど)、この番組は高齢のリスナーを惹きつけるための入札の一環でもある。エディソンリサーチ社とトリトンデジタル社による昨年の市場調査によると、アメリカのポッドキャストリスナーの半数近くが35歳以下だという。