
米SECのコインベース追及は暗号資産規制の始まりに過ぎない - Lionel Laurent
暗号通貨の暴落は、監視の目が厳しくなっていることを意味する。コインベースがより謙虚にあるいは規制されることになれば、暗号通貨で儲けようとする何百万人もの投資家から多額の利益を引き出すという同社のビジネスモデルを脅かすことになる。
(ブルームバーグ・オピニオン) -- 数日前、コインベース・グローバルのトップ弁護士は、同社が顧客に提供しているデジタルトークンが実は無登録証券であるという米証券取引委員会の主張に対して明確な否定を示した。「コインベースは有価証券を上場していない」とポール・グレワルはブログでこう書いた。「話は終わりだ」
本当に終わりだろうか? ブルームバーグニュースによると、SECがコインベースの活動に対する調査を開始したことを考えると、これは、残酷な市場の暴落の中で、クリプト(暗号資産)プラットフォームのビジネスモデルとその将来の利益見通しに関する難しい質問の始まりに過ぎないように見える。暗号資産業界のユートピア的な「お喋り」は、デジタル通貨市場を根本的に変える可能性のある方法で精査されようとしている。