
中国は住宅ローン危機に陥っている?- Shuli Ren
中国は住宅ローンの危機に瀕しているのか? 住宅ローンの返済を拒否する動きが急速に広がっており、金融システムが混乱する恐れがある。
(ブルームバーグ・オピニオン) -- 危機が野火のように広がりつつある。中国の住宅購入者が、購入したものの財政難のデベロッパーが完成させられない物件の住宅ローンの支払いを拒否しているのだ。中には、建設が再開されて初めて支払いを再開すると言う人もいる。
この抗議は、7月13日現在、100件以上の遅延プロジェクトに関係しており、1日前の58件から増加している。購入者は、デベロッパーは販売代金を不正に使用し、銀行は融資を保護するのに失敗したと非難している。
中国はこのような事態を経験したことがない。米国と同様、2007年のサブプライム危機までは、住宅ローン市場でトラブルが発生する可能性は極めて低かった。