Snap、売上高の年平均成長率50%以上を複数年に渡って予測

ソーシャルメディア企業が、より魅力的な広告への投資と拡張現実(AR)のイノベーションに支えられ、数年間で50%以上の収益成長を予測した後、Snap Inc.の株式は記録的なまでに急上昇した。Bloombergが報じた

報道によると、「50%以上の収益成長を複数年にわたって推進できる立場にある」と、24日に開催されたSnapの投資家向けイベントで、シニアプロダクトディレクターのピーター・セリスは述べた。

イベントでは、カリフォルニア州サンタモニカに拠点を置くSnapが、ユーザーのプライバシーと信頼を維持しながら、どのようにして視聴者を増やしていくかについてのビジョンを説明した。この明るい見通しは、スマートフォンを介して写真、ビデオ、メッセージを投稿したり共有したりできるSnapchatの成長がピークに達しているのではないかという懸念を和らげようとするものだ。

最高経営責任者(CEO)のエヴァン・スピーゲルは、「当社の未来を牽引しているのは拡張現実。私たちは2021年にこの戦略を倍増させる」と述べた。

Bloombergがまとめたデータによると、アナリストは平均して、今年の売上高は48%増の37億2000万ドルになると予想している。スナップの成長率は2022年が37%、2023年が33%と予想されている。

スナップのデレク・アンダーセン最高財務責任者(CFO)は「同社の営業コストは2020年の前年比約25%の成長率から、2021年には30%台半ばの割合で増加する」と予想していると述べた。