
コネチカット州のラモント知事、SVBの破綻で州のVC資金調達に支障をきたすと懸念
コネティカット州のネッドラモント知事は、シリコンバレー銀行の破綻によって初期段階のベンチャーキャピタルが後退し、同州の好調な新規事業の数字が頭打ちになることを懸念していると述べた。
(ブルームバーグ) --コネティカット州のネッドラモント知事は、シリコンバレー銀行の破綻によって初期段階のベンチャーキャピタルが後退し、同州の好調な新規事業の数字が頭打ちになることを懸念していると述べた。
ラモント氏は、金曜日のブルームバーグ・ラジオとのインタビューで、「私は、シリコンバレーバンク(SVB)の破綻が、全米の銀行をより慎重にさせ、経済に影響を与えるのではないかと心配している。「この国が持つ最大の戦略的優位性は、流動的な資本市場であり、それは投資資本から始まり、ベンチャーキャピタル、特にこの州で行っているようなシードキャピタルから始まると思います」
SVBの預金残高は、ベンチャーキャピタルが支援する新興企業に非常に集中しており、その破綻は、金融機関にとって、実績のない事業に同様の賭けをすることを躊躇させることになるかもしれない。ラモント氏は、この3年間で州は過去23年間の合計よりも多くの新事業を創出したと述べた。
「リスク選好が後退し、その一部が銀行システム内外の緊張に反映されることを本当に心配している」と述べた。しかし、彼は州の銀行の健全性には全面的な信頼を寄せている。
「私たちは銀行を注意深く観察しており、銀行とは良好な関係を築いていますし、銀行の資産状況も把握しています。『波風は立っていない』と聞いています」
--With assistance from Paul Sweeney and John Tucker.
Connecticut’s Governor Lamont Worries SVB Failure Will Hamper State’s VC Funding
By Carrington York
© 2023 Bloomberg L.P.
翻訳:吉田拓史、株式会社アクシオンテクノロジーズ