インフルエンサーマーケティングはコストに見合うだけのメリットがある
ライブストリーミングによる商品の宣伝は消費者にとって非常に日常的な体験になっている。Photo by Libby Penner on Unsplash

インフルエンサーマーケティングはコストに見合うだけのメリットがある

トップ10ブランドになるにはインフルエンサーマーケティングのやり方を知っていなければならない。様々なリスクが伴うものの、コストに見合うだけのメリットがあると考える人は多い

エコノミスト(英国)
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かつてラグジュアリーブランドは、一人芝居で話していた。最新コレクションに関するニュースは、役員室から看板や光沢のある雑誌の編集見開きを経由して、バイヤーへと一方通行で流れていたのだ。ソーシャルメディアの時代には、バイヤーが反論してくる。特に、ファッション界のボスに伝わりつつあるのが、インフルエンサーというグループだ。これらの人々は、様々な商品をレビューし、宣伝し、時には批判することで、多くの支持者を獲得している。彼らの名声は、かつてブランドアンバサダーを独占していた有名スターのように、デジタル以外の追求からではなく、Instagram、Snapchat、TikTokを巧みに利用することから生まれている。彼らの投稿は軽薄に見える。しかし、彼らのビジネスは、そうではない。

消費者にとって、インフルエンサーは歩く広告であり、信頼できる友人でもある。また、消費者とブランドの間に立つ仲介業者にとっては、注目の的だ。コンサルタント会社のベインによると、彼らは2025年までに世界の装飾品への支出3,500億ドルの70%を占めると言われているミレニアル世代とZ世代の消費者へのパイプ役になりつつあるのだそうだ。そして、規制当局にとっては、これまで以上に厳しい監視の対象となっている。3月29日のニュースでは、中国当局が、インターネットユーザーがお気に入りのインフルエンサーにチップを送る際の金額、そのインフルエンサーがファンから得られる収入、そして彼らが投稿できる内容について、新たな規制を計画していることが報じられた。これらを総合すると、インフルエンサーを無視することはできない。

インフルエンサー業界の規模について、信頼できる試算はほとんど存在しない。欧米よりも早くインフルエンサーが注目された中国の国家統計局が2020年に発表した試算では、経済への貢献度は2,100億ドルで、GDPの1.4%に相当するとされている。多くのデジタルコンテンツと同様、より多くの人々がスマートフォンに釘付けになり、パンデミックはインフルエンサーに拍車をかけたようだ。

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