中露の「限界のない」協力関係の試練
2018年9月12日(水)、ロシアのウラジオストクで開催された東方経済フォーラムの2日目、中国の習近平主席の横に座って話すロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)。Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg.

中露の「限界のない」協力関係の試練

エコノミスト(英国)

ウクライナの惨状に関わる人々の多くに、時間は味方してくれない。ウクライナの国民と政府には、時間ごとに新たな苦悩がもたらされる。日を追うごとに、ロシアの指導者ウラジーミル・プーチンが、彼が過小評価した国に対しての戦争という選択をとったことによる誤算が、より明確に露呈しているのである。プーチンが殺戮をエスカレートさせるにつれて、アメリカとその同盟国にとって、ウクライナの抵抗への称賛と、それが永遠に続くわけではないことへの懸念が交錯する。

一方、大国の1つである中国は忍耐の研究者である。内心では、時間が解決してくれるという確信があるようだ。2月24日の侵攻以来、中国は「揺るぎない」友人であるロシアに騒乱の早期終結を説得するため、より積極的に働きかけるよう外国政府から繰り返し要請されてきたが、これをはねのけた。中国が求めているのは、すべての紛争当事者の自制であり、それ以上はない。スペインからシンガポールまでの外相が、中国に対してロシアに「巨大な影響力」を行使するよう求めるなど、欧米の焦りが見え隠れしている。

中国は自らを、外国の侵略に反対する平和を愛する巨人として見せたいのだろう。北京でも国連でも、侵略の直後、アメリカの戦争への警告を嘘と見なした中国の特使たちは、目に見えてもじもじしていた。その結果、ロシアの戦場での不手際に驚き、外国の代表者たちに戦闘に関する質問を浴びせた。一方、中国は、平和の必要性を呟きながら、アメリカや拡大するNATO同盟からロシアを守るというプーチンの主張に同調し、親ロシアの擬似中立の立場を維持した。

西側諸国は、ある外交官が言うように、中国が「災害を黙って見ている」ことにしたのではないかと懸念している。彼らの分析によれば、中国はロシアの武力が数週間以内に勝利することを期待している。西側諸国はこう懸念する。中国の指導者たちは、プーチンがウクライナの首都キエフを奪取し、屈辱を味わうことなくなってから、より積極的に停戦を推進するつもりではないかと。そうすれば、中国はウクライナの破壊された都市の再建を申し出るかもしれない。中国の経済力が、ロシアの犯罪に対する中国の数週間の無関心を他の国々に忘れさせることを期待するからだ。

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