TSMCが値上げ通告、大半のベンダーは受け入れへ

台湾積体電路製造(TSMC)が来年の値上げを決定した、と台湾紙の経済日報が報じた。同紙は、TSMCは週末、チップ設計企業に対し、8インチウェハーで6%、12インチで3〜5%の値上げを含む、2023年1月1日からのウエハー価格の全面的な引き上げを通知したことを確認したという。

TSMCの売上の約25%を占める最大顧客のAppleから「値上げ交渉、さらには拒否」に遭っているが、少なくとも顧客の60%~70%はこの値上げを受け入れることが確実だという。

TSMCのプロセス全体の収益貢献は5nmが20%、7nmが30%を占めている。Appleはこの最新プロセスの中でのシェアが最大と見られる。