Twitter、大統領選挙前に誤情報対策バナーを追加

Twitterは26日、メールによる投票や選挙結果に関する誤った情報を先取りして無力化するために、ユーザーのフィードのトップにメッセージを配置することを開始すると発表した。バナーはすべての米国ベースのユーザーのホームタイムラインに表示され、人々が選挙関連のフレーズやハッシュタグを検索したときにポップアップする。NBCが報じた。

Twitterによると、新しいポップアップは「選挙の誤情報の対象となりそうな話題を先取りしたもの」。2つのバナーのうちの1つは、郵送での投票が安全かつ確実であることをユーザーに安心感を与えるもの。もう一つは、選挙結果がすぐには発表されない可能性があることを知らせるもの。どちらのバナーも、Twitterが投票や結果に関する最新情報を提供する「Twitter Moments」へのリンクとなっている。

一部の学術研究では、このようなプロンプトは、陰謀論に対してユーザーを「予防接種」する効果的なカウンターメッセージになり得ることがわかっているという。

どちらのバナーも、特定の虚偽の記述には対応していない。代わりに、Twitterは、郵送による投票が不正であるとか、特定の候補者が当選したという「未確認の主張」を目にすることについて、広くユーザーに警告している。Twitterはすでに、投票に関する虚偽の主張を助長するツイートを削除したり、ラベルを付けたりしている。また、選挙前には一時的にインターフェイスを変更している。ツイートとのインフォームド・エンゲージメントを高めることを目的としている。

フェイスブックもまた米大統領選でも同様のバナーを発表しており、フェイスブックとインスタグラムのユーザーに投票がまだカウントされているかどうかを伝える予定だ。11月3日の投票集計開始に向けて、誤報や選挙妨害、さらには市民の不安を煽るような情報の増加が予想されることに備えている。

ドナルド・トランプ大統領は、郵送による投票が不正行為の増加につながる可能性があると、証拠もなく繰り返し主張してきた。アメリカの選挙では、主に郵送で行われているかどうかに関わらず、実質的な有権者の不正が蔓延しているという考えは、数多くの研究によって否定されてきた。

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