ウーバー、自動運転の企業秘密盗難の技術者をめぐるグーグルとの訴訟に決着
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ウーバー、自動運転の企業秘密盗難の技術者をめぐるグーグルとの訴訟に決着

【ブルームバーグ】2016年にアルファベットの自動運転車プログラムからアンソニー・レヴァンドフスキを採用したウーバーは、グーグルが同エンジニアから取り返した1億2,000万ドルのうち大半を支払うことで和解を結んだことが裁判所の記録で明らかになった。

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【ブルームバーグ】ウーバーはグーグルからドライバーレスカーのスターエンジニアを引き抜いたトラブルの最終的な代償を払うことになりそうだ。

2016年にアルファベットの自動運転車プログラムからアンソニー・レヴァンドフスキを採用した配車企業は、グーグルが同エンジニアから取り返した1億2,000万ドルのうち「かなりの部分」を支払うことを求める和解を結んだことが裁判所の記録で明らかになった。

ウーバーがグーグルに支払う正確な金額は、この契約の詳細を記した裁判所の書類には開示されていない。しかし、この支払いはこの契約の中心的な特徴であり、もし裁判官によって承認されれば、関係者全員が悪者になってしまった貪欲と裏切りの武勇伝が最終的に解決することになる。

2019年8月27日、カリフォルニア州サンノゼの連邦裁判所を出る元ウーバー・エンジニア、アンソニー・レヴァンドフスキ. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

レヴァンドフスキの才能をめぐる争いは、当時のウーバーのCEOトラビス・カラニックとグーグルの共同創業者ラリー・ペイジから始まり、ウーバーとウェイモの間で行われた高額な企業秘密裁判に移り、その後、エンジニアの刑事訴追に成功した。最後には、ベンチャーキャピタルのピーター・ティールや、当時のドナルド・トランプ大統領までもが引き込まれていった。

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