異常気象に関連する保険金支払額が1,200億ドルに
2022年10月4日(火)、米国フロリダ州フォートマイヤーズビーチのハリケーン「イアン」後に破壊された家屋。

異常気象に関連する保険金支払額が1,200億ドルに

保険業界は、気候変動に起因する損害補償額が年間1,000億ドルを超えるのが常態化する中、新たな常識への適応に苦慮している。

ブルームバーグ

(ブルームバーグ) -- 保険業界は、気候変動に起因する損害補償額が年間1,000億ドルを超えるのが常態化する中、新たな常識への適応に苦慮している。

ミュンヘン再保険がまとめたデータによると、自然災害による損害補償額は2022年に約1,200億ドルに達し、その大半は天候に関連したものだった。9月にフロリダを襲ったハリケーン「イアン」は、その約半分を占めた。保険外の損失を含めると、昨年の暴風雨、干ばつ、地震、火災の被害総額は2,700億ドルにのぼる。

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