Waymo、サンフランシスコで完全無人運転のロボットタクシーを従業員に提供開始

Waymoは、サンフランシスコで完全無人運転のロボットタクシーに従業員が乗車するサービスを開始した。また、フェニックスのダウンタウンでロボットタクシーのサービスを開始する計画を発表した。

このニュースはカリフォルニア公益事業委員会(CPUC)がWaymoに認可を与え、同社が自律走行に課金することを認めてから1カ月もたたないうちに発表された。

共同CEOのTekedra Mawakanaは「フェニックスのイーストバレーで完全自律走行サービスを開始して以来、乗客からの数え切れないほどの教訓はもちろんのこと、この6カ月間、サンフランシスコの信頼できる試験者から多くのことを学んだ」と声明で語っている。

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Waymoは2021年10月にカリフォルニア州でロボットタクシーの公共乗車を開始する許可を初めて得た。同社がカリフォルニア州自動車局(DMV)から取得した許可は、人間のセーフティドライバーがハンドルを握るロボットタクシーの運行を許可するものだった。

Waymoは2020年から、アリゾナ州フェニックスの東谷で完全自律走行型の一般乗車を実施している。Waymoはまず従業員向けの配車から始め、限定的な開放を行った後、一般市民に開放する予定だ。

Waymoの共同CEOであるDmitri Dolgovは、「安全で堅牢、かつ汎用性のある自律走行ドライバー、つまりWaymo Driverを構築すること、その能力と性能は地域や製品ライン間でうまく移行できることが、我々の主眼です」と述べている。「サンフランシスコとフェニックスのイーストバレーでの経験の組み合わせは、何百万マイルの実走行と何十億マイルのシミュレーション走行に裏打ちされ、すでにフェニックスのダウンタウンでの進捗の指針となり、完全自律走行配車サービスの将来の拡張のための準備となっている」