ロシアがだぶついた石油を密かに売る方法

エコノミスト(英国)
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ロシアがウクライナに侵攻する2日前の2月22日、3万3千トンの石油を積んだドイツ船籍の船がロシアのプリモルスク港を出港した。3月3日、英国の石油基地トランメアに到着した船は、冷ややかな歓迎を受けた。港湾労働者の中には、この船がどこから来たかを知って、荷降ろしを拒否する者もいた。このようなボイコットは、他の国でも起こっている。データ会社のKayrrosによると、侵攻後の2週間で「水上の」石油量は13%近く増加した。また、ロシアに戻る船舶の数も急増した。

ここ数週間、ロシアから流出したもののほとんどは、戦争が始まる前に購入され、支払われたものだ。今はそもそも国外に流出する石油が減っている。制裁や悪評に対する懸念から、多くの買い手が購入を一時停止している。データ会社のKplerによると、3月24日のロシアの海上石油輸出量は230万バレル/日(BPD)であり、3月1日のレベルを200万バレル近く下回っている。これらのバレルが売れないため、ブレント原油の価格は115ドルに迫っている。しかし、非難を浴び、新たな物流上の障害を乗り越えようとする国にとっては、ロシアの原油はお買い得に見え始めている。

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