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インドは保護主義を捨てるべき:高関税と許認可の壁は開発の助けにはならない[英エコノミスト]

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インドは保護主義を捨てるべき:高関税と許認可の壁は開発の助けにはならない[英エコノミスト]

インド経済に対する多くの伝道師たちが何に熱狂しているのか、理解するのは難しくない。欧米企業は中国からサプライチェーンを多様化させるため、インドに多額の投資を行っている。 米国にとってインドは不可欠な存在であり、両政府は「世界で最も緊密なパートナー」であると語っている。高齢化が進むアジアにおいて、インドの人口は今年世界最大となったが、その若さは際立っている。 最近では、電池の材料となるリチウムの埋蔵量を発見した。購買調達担当者の調査によれば、中国が減速するなか、インドは過去13年間で最も速いペースで経済成長している。しかし、これだけの可能性を秘めながら、インドには輸入品に対する疑念という大きなハンディキャップがある。 インドには保護主義の長い伝統があるが、1990年代から2000年代にかけては開放的だった。1990年には80%を超えていた平均関税を2008年には約13%まで引き下げた。そして2014年、ナレンドラ・モディ首相が政権に就き、「メイク・イン・インディア」キャンペーンを開始した。 しかし、関税は上昇し始めた。現在、関税率は平均約18%で、インドネシアやタイを大きく

By エコノミスト(英国)